小項目「寝ガモいいスよね」

星のヘアライン青中

   イラスト「カメラ小僧なぎなのとヒシクイ」   
    

 寝鳥(ねどり=寝ている鳥の略 ※造語)には癒されますよね。木の枝で、小鳥が寄り添って羽毛を膨らませているのもいいですし、フクロウが木のうろから顔を出して、幹と一体化しているのもいい。インコや文鳥なんて、掌でうつらうつらしたりしますよね。(うちのはしませんでしたが)それに、水鳥といったらもう!毛玉ボールのようになって水面にぷかぷか浮いているのもいいし、一本足で立って、首をたたんでいる姿もこたえられません。何か猛烈な和み物質が空気中に発散されている気がします。

 私は、野鳥といわず、家禽と言わず、膨大な寝鳥写真コレクションを持っています。それはもう、鳥からしたら、忍び寄って寝顔を撮るなんて、ストーカーかパパラッチのようなもので、事務所を通してくれ!というところでしょうが、幸い今のところ鳥たちから訴訟の類は起こされていません。白鳥から暴力に訴えられたことはありますが、それはどちらかと言うと「それ食べられるの?」とカメラをつつかれただけなので、厳密には撮影に対するクレームではありません。

 焦ってシャッターを押すので、心霊写真のようなものもたくさんありますが、そんな玉石混合(割合としては、石石石石石石石石石石石石玉くらい)コレクションから、今回は、カモを中心に、水鳥の寝姿をご覧いただきましょう。

今回の寝水鳥コレクションのロケ地は、掛川花鳥園です。ありがとうございます。

 
写真「寝ガモ/ガン」 
写真「寝ガモ/サギ」
写真「寝ガモ」
 

 さて、今回のロケ地、「花鳥園」というのは、一歩踏み入れた瞬間に、ガンダーラはこんなところにあったのか!と錯覚するような、花と鳥に溢れる素晴らしい施設です。今回の撮影地、掛川花鳥園以外にも、富士花鳥園、松江フォーゲルパーク、神戸花鳥園と、グループ展開されています。私は初めて富士花鳥園に訪れた真冬のある日、ドアが開いた途端に広がる満開のベゴニアワールドに唖然としました。

 夏休みでも冬休みでも土日でも祝日でも無い日は特にゆったりとした時間を満喫でき、なんだか荒んだ心を治療されているような空間です。スタッフの方々も親切で、知識も、花や鳥たちへの愛情も豊富です。皆さんお近くでしたら、是非行ってみてください。また、遠くでも行かれる価値はあると思います。心が荒んでいる人も、もちろん荒んでない人にもお勧めです。中のお店の食べ物もおいしいし、安いし、欠点と言えば、「かちょうえん」と入力するたび、「課長園」というあまり想像したくない文字に変換をされることくらいです。

 さて、その花鳥園の受付には、かわいい店番さんがいることがあります。コノハズクが置物に擬態していたり、ペンギンがちょこんと佇んでいたり…。これからご覧頂くのは、普段そんな穏やかな花鳥園受付で見た、大変な衝撃を伴うレアものの寝ガモの姿です。心臓が弱い方はスクロールをご遠慮いただいた方がよいかもしれません。(うそうそ)




 
    写真「寝ガモ(こむぎちゃん)」  
 

ストーブに火が入っていることがお分かりでしょうか…。私は一目見て思いました。
「調理!?」…と。

 
    写真「寝ガモ(こむぎちゃん)」  
    …「熱いトタン屋根の猫」という古い映画があります。ヒロインのエリザベス・テーラーがともかく可愛く美しく艶っぽく、主人公である若いポール・ニューマンもなんだか危なっかしくて色っぽい、今見ても何となく引き込まれる映画です。主人公が、若い奥さんのヒステリーを、「君はまるで熱いトタン屋根の上で飛び跳ねている猫のようだ。嫌なら降りればいいんだ」と非難するシーンがあります。実際は、主人公もまた、熱いトタン屋根の上から降りられない猫なんですが…。

…こちらは「熱いストーブの上の寝ガモ」です。飛び跳ねるどころか、ぬくぬくしています。ポール・ニューマンに「君はまるでストーブの天板の上で寝こけているカモのようだ!」と非難されたいものです。ちなみに、当たり前ですが、この天板は熱くないような仕組みで、念のためにマットを二重にしているのだそうです。この看板マガモは「こむぎちゃん」というそうです。なごみます。

 こんな寝ガモが受け付けにいたら、身も心も温まりますね。釣りはいらねえよ。と言いたくなります。言いませんけど。

いやー。寝鳥って、ほんっとにいいですね。
次回の「寝鳥コレクション」もどうぞよろしく。


 全国1万人くらいの人が知りたいだろう、「カモとガンはどう違うの?」「水鳥って、足、冷たくないの?」「何故ガンは編隊飛行をするの?」も準備中!ああ、全国1億人くらいの人が、別にどうでもいい、と思っているであろうことは薄々感づいています。
♪(*^-^*)


   写真「寝カナダガンと寝黒猫」 20009/12/1脱稿 

星のヘアライン

トップページに戻る  「動物すきー」のページに戻る