天文に関する記事などで、「ハビタブルゾーン」という言葉を目にしたことはありますか?
ハビタブルゾーンとは、生命が生存する可能領域を指します。具体的に言うと、恒星(太陽系の場合は、「太陽」)に近すぎても生命体は存在出来ない。遠すぎてもダメ。ちょうどいい距離がハビタブルゾーン、となります。何が「ちょうどいい」かというと、恒星との距離が、計算上、水が液体の状態で存在し得る程度かどうかです。太陽系の惑星で言えば、もちろん「地球」と、地球の内側のお隣「金星」と、外側のお隣「火星」が、ハビタブルゾーンに位置します。つまり科学者は、どんな極限環境であれ、「水さえあれば、何らかの形で、生命体が誕生する可能性はある」と考えているわけです。生命と水って、直結しているわけです。水があるって、すごいことなんですね。
だから海や川や湖に生きている者たちに、問答無用の「生きる力」を感じるんだなあと、理屈に合っているような、ん?と疑問符がいっぱい頭に浮かぶだろうということを、割とよく考えます。
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